2010年3月26日金曜日

卒業しようぜ!

お隣、韓国が強い。バンクバー五輪のメダル数。サムソン。という事で「韓国に学べ」というワードをあちらこちらで見かける。なんでも経済産業省にも「韓国室」が出来たとか・・・・

あ~~あ。ま~た始まった。もうなんと言うかもうホントに「馬鹿の壁」に全速力で激突していく人達が後を絶たない。
そのうちサムソン出身の「韓流コンサルタント」が登場するのも時間の問題だろう。いや、もう居るのかな?
別に小生、サムソンの会計は怪しいとか、半国営企業だからとか、「嫌韓」を展開したい訳でもなんでもない。

ただ、はっきり言ってサムソンから日本の家電メーカとの戦略上の違いとは何であるか?勿論、オペーレーション上の「些細」な違いはあるだろう。意思決定が早い。とか、人材採用や活用方法が・・など、しかしこれらは本当に些細な違いでしかない。逆に日本のメーカ同士だって会社によって、その位の「個性」の「違い」はあるさ。で、済む。

極論言ってしまえば、馬鹿の一つ覚えの様に「良い物をより安く」で、やってきた日本の家電メーカが追いつかれ、追い越されただけの話では無いのか?この点に関しては、「いや、まだ日本のメーカの方が・・・」なんて事言う気は更々ないが、日本のメーカ自身が過去、歩んできた道では無いのか?
後発国のメーカに追い付かれる。追い越されるなんて当たり前過ぎる話で、この状態で一体何を学びたいのか?小生にはサッパリ解らない。凄く抽象的な表現だが、コーチが選手を指導していたら選手の方が上手くなったので、逆に教えを請うて競技で競う様な話しだ。
もうとっくに立っている土俵が違うのに、それが理解できないらしい。スポーツ選手に選手寿命がある様に、企業にだってそれはある。ただしそれは体力とか、気力の話しでは無く、ビジネスモデルの寿命だ。ピークを超えた選手は適切なタイミングでの引退をし、それこそコーチや、競技団体関係者、タレント、起業、会社員など第二の人生を選択して行く事になる。企業だって同じ事だ。にも関わらず、アホ(過ぎる)なマスコミを中心に「よきライバル」として切磋琢磨していく対象だと思ってしまっている。
IntelやAppleは新興国の企業を上手く巻き込みながら、荒稼ぎするビジネスを考え出した。それぞれ「半導体メーカ」、「パソコンメーカ」として、新興国の企業をライバル視して切磋琢磨してきた訳ではない。

この手の話は、別に今回始まった話しでは無い。トヨタが最高益を出せば、トヨタ本が流行り、トヨタに「学べ」の大合唱。トヨタ流コンサルが引く手あまた(笑)。ソニーが良ければ、「ソニーウェイ」「ソニー流」。
「○○流を取り入れる。」「トイレ掃除???」「野村監督に・・・」
いや政治だってそうだ、ニュース番組なんかでは必ず「アメリカでは」「ドイツでは」「フランスでは」とか出てくる。

兎にも角にも「学べ」-「学ぶ」が大大大好き。学ぶLove!

はっきり言おう!政治にしろビジネスにせよ、「学んで」なんとかなったのはもう30年以上前。
ちなみに「学ぶ」の語源は「まねる」から来ていると言われる。

さて、さて、では、どうするか?


答えは既に書いてある。


IntelやAppleは~の下り
>荒稼ぎするビジネスを考え出した。
「学んだ」では無い。もちろん、残念ながら「見える化」でも「トイレ掃除」でも無い。
「考えた」のだ。

小生の持論として、これからの日本を良くして行くには「教育」を変えるしか無いと思っている。
いつまでも「学ぶ」が中心にある教育では駄目。高度情報化社会になった現代において、残念ながら「学ぶ」の価値はどんどん下がって行く。この辺の事は最近になってようやっと著名人達が言いだした事なので詳しくは書かないが、「考える」訓練が圧倒的に足りていない。

残念ながら、自分の周辺50m位の事しか考えていない、見ていない、ビジネスマンが実に多い。もちろんお酒を飲めば、鳩山首相がとか民主党がみたいな話しが出るが、所詮、マスコミの受け売りを「持論」として語っているだけにすぎない。
本屋に行けば良く解る「○○したければ、○○しなさい!」「○歳からの○○」「何故○○は○○なのか」「女子高生ドラッカー???」・・・・
正直泣きたくなる・・・・女子高生に教えて貰わないと駄目なの?しかもドラッカーって・・・・

さて、思考方法として「なぜ5回」とか「ロジックツリー」とか、その辺が有名な訳だが、「考える」を深めて行くと必ず、
対象が大きくなって行く。ある些細な課題を対象にしても、グリグリとその真因を考えていると最終的には「社会全体」とか「国」とか「民族性」とか、途方も無く大きなテーマにぶち当たる。

例えば即興で、

①「何故、うちの会社の企画はヒット商品を生み出せないのか」
②「企画部が他社の後追いばかりやっているから」
何故?
③「担当役員が、直近の収益性ばかり見て居る為、冒険的な取組に反対する」
何故?
④「営業役員が強く。直ぐに数字になるものを求める傾向が強い」
何故?
⑤「上場したのをきっかけに、社長が直近の売上ばかりを気にする様になってしまった」
何故?
⑥「株主は自分が短期に儲ける事だけ考えて、長期的視点で企業を育てる事を考えていない」
何故?
⑦「株式会社の制度そのものが・・・」

※ちなみになぜ五回方式だと、分岐が無くMECEにならないので、ちと結構辛い。今回の様に、まずは、一度、ばーと頭の中で「何故」を繰り返したら、それを最初の「仮説」としてセットする。そしたら他の要因が無いか色々分岐しさせていく。一通り要因を出し尽くしたら、今度は真因となってそうな要因が、どの様な影響を与えているか逆に考えていく。グルグルと。
そうしていると、どの要因が一番のボトルネックになっているか?現実的に対応の取れる要因か?が解ってくる。駄目な人はロジックツリーを紙とかパワーポイントとかに作って一生懸命「漏れなく、ダブりなく」と呪文を唱えて穴埋しはじめる。そして「漏れなく、ダブりなく」で100点満点を取ろうとしてしまう。ハッキリ言ってそんな事はあまり気にしなくて良い。この事は文法ばかりを気にしている為、会話が全く駄目な日本の英語教育と似ている。これも「学ぶ馬鹿」の弊害だ。
ついでに対象を「何故、サラリーマンは大きく、重たい鞄を持って通勤しているの」とか、日常に広がっているちょっとした「何故」を考えると結構よいビジネスアイディアが生まれて来たりする。

話がそれたが、考える力を強化していくと、その対象がどんどん大きくなって行くのは理解して頂けるだろう。ビジネスコンサルをやっていた人が、ちょっと宗教系に走ってしまったり、政治評論や経済評論の方に行ってしまう事とも無縁ではなかろう。(とは言えそっちのプロでは無いんだけど・・・)
どうしても、物事の本質を見極めようとしていると、より大きなテーマに当たる。

それで良い。ワールドワイドにビジネスを展開しようとした時に、その事は非常に重要だ。
政治にしたって、結局は国民のレベルを反映しているに過ぎない。マスコミの垂れ流す、馬鹿情報に振り回されるか、自分で考えてしっかり投票できるかで、大きな違いを生む。

「Don't Study Let's Think」
「学ぶ」から卒業しよう!

偉そうでスミマセン。でも小生「あ~すっきり!」です。

1 件のコメント:

考芳 さんのコメント...

同感だ、同感だ!
誰かがテレビやネットで発言したから
目がウロコって遅いやろ!

もう少し考えなはれ!